大学入試の制度(岩崎) | 東進ハイスクール高田馬場校|東京都

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2017年 12月 18日 大学入試の制度(岩崎)

こんにちは!

減量の反動で食欲が尋常じゃないことになっている岩崎です。(◍•ڡ•◍)

年末年始はただでさえ太りやすい時期なので、気を付けたいと思います(×.×)💦

 

さて、今週はフリーテーマでお届けする馬場ブログですが、今日のテーマは、「大学入試の制度」、です!

(先日大学の授業で勉強したので、ちょこっと紹介です!)

 

 

突然ですが、あと一ヶ月を切ったセンター試験、試験の仕組みで変だなー、と思う点はありませんか?

 

そう、

どうして自己採点方式なのか!??

 

これ、疑問ですよね。

 

自分がもしかしたらマークミスしてて足切りにあってしまうかもしれない…とか、受験生を無駄に煽ってくるこの方式(僕はそれが怖くてセンター利用をいくつか申し込みました。大雑把ではありますが、自分が何点から何点の間なのかは把握できますからね!)、どうしてなのか説明しましょう!

 

説明するにあたって、センター試験の母体となっている共通一次試験について話します!

 

共通一次試験、というのは誰もが一度は聞いたことがあると思いますが、実は大学入試が始まった頃からあるものではありません。

 

まずは、大学入試の歴史について見ていきましょう!

 

大学の基準がはっきりし、東大が「東京帝国大学」から現在の「東京大学」という名前の新制の国立大学となった1947年時、国立大学には旧帝国大学などのトップレベルの学校、「一期校」と、主に地方の大学、「二期校」という二つの区分がありました。

 

一期校二期校には、名前から察しがつく通り、学力に格差があり、「二期校コンプレックス」というのが存在するほどでした。(「浅間山荘事件 二期校コンプレックス」👈クリック!などで調べて見てください。)

 

そこで、1979年に入試改革が行われました!

 

第1の目的は、尺度多元化による総合選抜

第2の目的は、大学間の格差解消

です。

 

【① 尺度多元化による総合選抜】

これは、アメリカモデルを取り入れようとしました。

 

アメリカモデルの大学入試というのは、過去・現在・未来を総合的にみて選抜するというもので、現在のアメリカでも

○過去の実績

・GPA(Grade Point Average)

・内申点、推薦書

・社会奉仕活動(ボランティア)

・スポーツ

 

○現在の学力

・ごく基本的な学力テストACH(ACHievement Test)

 

○将来の可能性

・進学適性検査SAT(Scholastic Aptitude Test)

↑内容は、知能テスト。専門知識を問うものではないため、受験準備をしてもあまり成績は変わらない。

 

を見て選抜を行なっています。

ちなみに、SATとACHはアメリカの大学の連合体(ETS)が全国的に実施しているもので、年に何回も実施しています。また、何回受けてもよく、一番高い点数を申告すれば良い、というものです。

 

このことからもわかるように、そこまで学力テストを重視していないようですね。

 

ある有名な高校では、卒業生270人中、2番の学生がハーバードに入れず、逆に100番の生徒会長と200番のフットボール花形選手がハーバードに合格したそうです。

「1番の入試勉強は、スポーツ、音楽、チェスなどの特技」とまで言われているそうです。

 

 

まとめると…

第一段階:SAT=全国統一の入学資格試験で基礎学力を見る。

第二段階:各大学の理念に合わせた資料を出させて合否判定。

といった形です。

 

これを、日本も取り入れようとしました!
つまり、

第一段階が共通一次試験。

第二段階が個別二次試験。ということですね!

 

しかし!!

先に述べた通り、もともと学力第一主義で生きてきた人々が、突然学力以外で能力測るっていっても無茶がありますよね。測る側も、測られる側も混乱です。

 

宮城教育大学の例をあげましょう。

 

宮城教育大学は個別二次試験の方法を工夫し、面接「表現力テスト」を行いました。将来教師になる適性として「表現力」をみたい、ということで、受験生に太鼓を叩かせ、民謡に合わせて踊らせたのです!

 

するとこの結果、共通一次試験で失敗した「逆転狙い組」が殺到し、「歌って踊れば入れる大学」という異名を全国にとどろかせてしまったのです…。

 

もちろん、学力の低い学生が教師に向いている、とはいいがたいですよね。

 

このように、既に学力というものさしが根強く植えつけられている日本人にとって、

「個別試験でも学力を測らないと、学力の低い学生が集まる」というのが真実見たいですね。

 

まあ、なので①の目的は失敗に終わってしまった、と言えますね。

 

 

【② 大学間の格差解消】

そもそも、どうして大学間に学力の格差が生まれてしまうのでしょうか…。

 

東大の試験問題の方が、早稲田や慶應よりも難しいのでしょうか!?

僕はそんなことはないと思います。(謙遜とかではありません。)また、テストは簡単だけど高得点を取らなければ合格できない大学があったりと、個別二次試験だけでは、大学の序列化は難しそうですよね…。

 

では、どうして大学ごとに偏差値があったりするのか…。

 

そう、それは「センター試験があるから」なのです。

(あと、受験産業があるから)

 

センター試験という共通の試験があり、得点がわかってしまうからなのです。

 

 

 

また、これが現在のセンター試験が「自己採点方式をとっている理由」なのです。

 

どういうことかというと…

 

1979年の改革において、共通一次試験の結果は、非公開にされる予定でした。それは、公開することによって大学の序列化が明らかになり、「二期校コンプレックス」が再び起こることを恐れたからです。

 

しかし高校側から、自分の点数がわからないと志望校を選ぶ手がかりがなく、高校教師も進学指導がしにくい、とのクレームがありました。

 

この妥協点として生まれたのが、「自己採点方式」なのです。

全国の結果は非公開。

個人の結果は、自己採点して個人だけに公開。その点数を手掛かりに、志望校を選ぶことが可能。

 

一見良さそうですが、問題が発生しました。

そう、受験産業の介入です。

 

これによって試験の結果は実質的に公開に…。

 

 

結局、格差は解消されず、むしろ助長されてしまったんですね…

 

 

というように、大学入試の制度が現在の姿になっているのも理由があるのです。

あと3年でセンター試験も廃止になり、再び大学入試改革が行われるということですが、一体どのような試験になるのでしょうか…。

 

個人的には、四択だけで非常に精度良く学力レベルを分けることのできる素晴らしい試験だと思っていたので、センター試験廃止は少し残念ですが、そんなこと言っても仕方がないですよね笑

 

大学入試制度の改良に期待です!!

 

うーんと、現在高校生のみんな向けの話じゃなかったですね笑

まあ、大学入ったらこんなことも勉強できるんだなー程度に思っておいてください!

 

高田馬場校 担任助手 岩崎

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